エイジング世代になると、髪が細くなり、クセ毛で悩んでいる方はめちゃくちゃ多くなってきます。

そんなくせ毛を伸ばす方法として言うまでもないですが、手っ取り早いのがこの2択です。

 

1.アイロンで伸ばす

2.縮毛矯正

 

そこで今回のテーマでお客様から最もよく聞かれる、

「アイロンで毎日伸ばす」と「縮毛矯正をかける」のではどっちが傷まないの?

という質問についてお答えしていきます!

 

いきなり結論からお伝えすると、

これは絶対に縮毛矯正を一回かけた方がダメージは圧倒的に少ないです!!

 

もちろんかけ方にもよりますが、

正しくかける事でダメージは多少なりともしますが、手触りや質感は確実に向上します。

その理由をこれから詳しく説明していきますので、最後までご覧になって自分の髪をしっかり守るための知識を身につけてください。

 

①アイロンで髪が傷む理由

1.自分でやるには難しい
2.熱ダメージが蓄積される
3.施術ミスされやすくなる

【アイロンの注意点】

●根元と毛先の温度調整

●スライス幅のムラ

●アイロンスルーの時間

●水分量不足

 

などに注意しないといけないので、美容師にとっても非常に奥が深い難しい技術になります。

そのためどうしてもプロではない素人のお客様自身が毎日やってしまうと、確実に必要以上の熱ダメージが蓄積されていきます。

ですが、どうしてもアイロンで伸ばしたい方の対策としては、こちらの5つになります。

【アイロン対策】

◎高級アイロンを使う

◎根元と毛先の温度を変える

◎根元と毛先のスライス幅を変える

◎アイロンスルーの時間を早くする

◎保護剤をつけてからする

 

どうしてもされるなら、出来るだけ傷みの少ない1万円以上の高級アイロンを購入し、

温度やスライス幅、アイロンを当てる時間、水分量に注意しながら使いましょう。

 

②縮毛矯正の方が傷みにくい理由

まず縮毛矯正とは、髪の毛を軟化させてアイロンでクセを伸ばし固定する施術になります。

ちなみにストレートパーマとは、アイロンはせずに薬剤のみで髪質を柔らかくする施術の事を言います。

縮毛矯正は昔は板に貼ったりなど頭がとても重くなったり、薬剤の臭いもかなりきつく、ダメージも大きくてデメリットがたくさんありました。

ですが、今ではそれもかなり改善されて、すだれみたいにまっすぐ伸ばし過ぎず、傷みを最小限にナチュラルな仕上がりにする事も可能となりました。

傷みにくい理由としては、

【傷みにくい理由】

1.かけた部分は半永久的

2.傷みに合わせた薬剤選定ができる

3.部分的にかける事も可能

4.お手入れがほぼいらなくなる

 

まず縮毛矯正を1度かけた部分は半永久的に真っ直ぐのままです。
なので、次にかける時は根元だけ強めの薬剤でクセを伸ばせば、毛先はトリートメントなど優しい薬剤で保護出来ます。

そして薬剤もめちゃくちゃ豊富な種類が揃っているので、傷みに合わせて適切な薬剤を選べば時間も早くダメージは最小限で済みます。

あとクセが強くて頻度を多くしたい方は、「前髪だけ」や「表面だけ」など見える部分だけかけると費用や時間も節約する事が出来ます。

余談ですが、最近ではまだまだアルカリの縮毛矯正が主流ですが、酸性の縮毛矯正というのも出てきて、ブリーチ毛などのハイダメージ毛でも傷みを抑えてかける事が可能になりました。

ですが、この酸性の縮毛矯正は美容師の中でもかなりの専門知識を持った方でないと失敗する可能性が高いのでめちゃくちゃ注意が必要です。

この酸性の縮毛矯正については別記事で改めて解説していきます。

 

そして縮毛矯正をかける最大のメリットはやはり、お手入れがめちゃくちゃ楽だという事です。

アイロンをしなくていい、むしろしないための予防と考えて縮毛矯正をかけるのも美髪にするための効果的な手段になります。

ただし、毛先をワンカールにしたい場合などはカールアイロン(コテ)ではなく、マジックローラーなどで熱を与えず巻き付けましょう。

また、縮毛矯正までしたくないという方は、ストレートパーマや酸熱トリートメントを選びがちですが、髪質によってはうねりが解消されない事が多いです。

また繰り返しすると傷んだりなど美容師の技術によってムラが大きくなるので個人的にはあまりオススメはしません。

 

縮毛矯正でいまいち綺麗にくせが伸びなかったと言う方はこちらの記事をご参考ください。

縮毛矯正でクセが伸びない理由


いかがだったでしょうか?
毎日のヘアアイロンが縮毛矯正よりも傷む理由に納得していただけましたでしょうか?

ヘアアイロンは当たり前のように自宅で使う方も増えていますが、本当に冗談抜きで傷みます!!

なので、どうしてもされたい方は正しいやり方をきちんと学んでくださいね。

縮毛矯正を何年もされてないと言う方は特に、一度騙されたと思ってサロンに行って体験してみてください。
本当に昔のデメリットの多い縮毛矯正とは別モノになっていますので、お手入れをラクに髪を綺麗にしましょう。