クセ毛の方だと必ず1度はかけたくなる縮毛矯正。
そんな縮毛矯正もやはり薬剤や熱ダメージがあるのでやり過ぎると髪の毛がボロボロに。。なんて事も残念ながらよくある話となっています。

①クセは取りたいけどペタンコにはしたくない。
②これ以上傷ませたくない。
③毛先まで真っ直ぐなり過ぎるのは嫌。
④自分のクセが本当に伸びるのかわからない。

などクセ毛というだけで様々な悩みがあると思います。

なので、クセ毛の方には切っても切れない縮毛矯正の正しい知識をちゃんと身につける事が重要です。
福岡市東区のストレート(縮毛矯正)専門店のオレオのスタイリングである筆者が様々な疑問をわかりやすく解説していきますので、快適にストレートヘアを楽しみましょう。

この記事では、縮毛矯正の期間や値段の相場、ダメージ具合など詳しく解説していきます。


そもそも縮毛矯正とは?

縮毛矯正とはクセや縮毛など髪のうねりを薬剤と熱処理で真っ直ぐな髪にする事を言います。

ただクセ毛にはあまり知られていないですが、大きく分けて4種類のクセがあります。

①波状毛
一般的なクセ毛の方に多い、大きめの波打ったようなクセ毛の事を言います。
クセの強さで波の大きさは変わりますが、うねり程度の小さい方もいらっしゃいます。

②捻転毛
髪がコイル状にねじれているような状態のクセ毛の事を言います。
このタイプの方はクセが非常に強いので縮毛矯正をかける際には注意が必要です。

③連珠毛
あまり多くはないですが、数珠が連なったような形状のクセ毛の事を言います。
髪の太さがバラバラになっているので、傷むと切れやすくなったりするので非常にデリケートな髪になります。

④縮毛
文字どうり縮れたような髪になっているクセ毛の事です。
非常に細かいクセになっているので、傷んでジリジリになったように見られてしまいます。
この髪質の方は縮毛矯正をかける際に経験や技術
が必須となってきますので、ストレート専門店などがオススメです。

特に強いクセ毛になる原因としては、遺伝ももちろんありますが、内的要因である生活習慣に問題がある事も多いです。
そのため、段々とクセが強くなってきた方は頭皮環境や食事、運動、睡眠など規則正しい生活を送るだけでも落ち着く事もあります。
また、年齢と共に髪が細くなり傷んでクセ毛っぽくなる事も非常に多いです。

→大手美容メーカーDEMIのクセ毛のQ&A(外部サイト)

縮毛矯正の工程は簡単に説明すると、

①1液を塗布し、髪の毛を軟化させてクセを伸ばしやすい状態にします。

②軟化した髪をストレートアイロンで真っ直ぐに伸ばします。

③2液を塗布し、真っ直ぐな状態に固定します。

ざっくり言うとこの3工程です。
どこの美容室に行っても間でトリートメントを挟んだりなどはあるとしても基本的には変わらないです。
この工程の中でいかに傷ませずに施術していくかが非常に重要なとなってきます。


縮毛矯正とストレートパーマの違い

髪で悩んでいる女性
髪で悩んでいる女性
縮毛矯正とストレートパーマって何が違うの?
それは、先程ご説明した縮毛矯正の工程の①②③のうち②ストレートアイロンをかけるかどうかという違いです。
復元士 濱田 和幸
復元士 濱田 和幸

ストレートパーマだと、アイロンはせずに薬剤の力だけで髪の毛を柔らかくしてボリュームダウンさせるという事が出来ます。

縮毛矯正と比べると安価なので予算をかけたくない方は比較的選びやすいですが、強いクセは伸びませんし、結局物足りず縮毛矯正をかけ直すということになる事が多いです。

なので、クセが気になる方はペタンコにするしないは別として断然縮毛矯正の方がおすすめです。


縮毛矯正をかける期間

一般的に縮毛矯正をかける期間の目安としては、半年〜1年前後の方が多いです。

早い方でも4ヶ月前後が多いのですが、毎回全体をかけていると毛先が傷んできてしまうので、毛先はノンアルカリやトリートメントなどでケアするなど工夫が必要です。

クセが弱い方は長さにもよりますが、1年に1回かければ充分な方もいらっしゃいますので、担当者に見てもらってアドバイスをもらうのが1番です。

時間は一般的には3時間前後な事が多いですが、最近では髪質改善を取り入れているサロンも多く、トリートメントに力を入れると3時間半〜4時間前後かかってしまいます。

稀に5時間以上かかるというサロンもありますが、間で待ち時間があったり、薬剤をおく時間が長かったりなど不必要に傷ませてしまう事もあるので施術時間が長過ぎるのも注意が必要です。

1回の施術時間は長いですが、1回縮毛矯正をかけておけばしばらくはアイロンなどをしなくていいので、毎日の手間が楽になると考えれば我慢できる範囲なのかなと思います。


値段の相場は?

これはサロンや地域にによって様々ですが、福岡の郊外での一般的な価格帯は15,5000円〜20,000円程度になっております。

これが高いか安いかの感じ方は人それぞれですが、個人的には手間と時間、材料費を考えると適正というより安いかなと思います。

先ほども申し上げました通り、縮毛矯正は年間1〜2回で充分です。
むしろ、それ以上すると傷みやすくなりますのでしない方が無難です。
2万円前後で半年〜1年クセ毛のストレスから解放されると思えばやらない手はないと思います。


縮毛矯正は傷む!?

縮毛矯正の薬剤は昔に比べて臭いや傷みなども圧倒的に改善されてきているので、数年前から傷んでかけてないという方はもう1度試してみる価値はあると思います。

ですが、勘違いしないでいただきたいのは、間違いなく薬剤と熱のダメージで少なくとも髪に負担はかかります。

そのためあまり頻繁にやり過ぎると取り返しがつかない事になるので注意が必要です。

てすが、特に私の美容室でも使用しているミルボンのネオリシオという薬剤は、従来の矯正剤とは違い、圧倒的に傷みを抑えて自然なストレートヘアになれます。

昔の縮毛矯正のイメージだと、

①板みたいなのを貼り付けながら塗布するので重たい。
②不自然な位まっすぐになる。
③傷んで手ぐしが通らなくなる。
④アイロンが熱過ぎる。

などが挙げられると思いますが、ほぼ改善されていると考えて間違いないです。
むしろ、上手に縮毛矯正をかけた方が手触りや質感、艶々も圧倒的に向上します。

徹底的に傷ませない縮毛矯正のやり方


どんな人が縮毛矯正をかけるべき?

これはクセ毛で悩んでいるすべての人に勧めたいです。
クセが強い方はもちろんですが、エイジング毛で髪が細くなり、うねりが出てきた方にも効果的です。

縮毛矯正と聞くと、ペタンコになってボリュームがなくなるというイメージも強いですが、実際はやり方次第でそんな事はありません。

うねりがある事でご自宅での過度なブローやアイロンで傷ませてしまう方が非常に多いので、細い髪が傷みに耐え切れず細かいジリジリとしたクセになってしまう事も多いです。

特にお手入れや美容室に頻繁に通うのがが面倒くさいという方には最適です。


縮毛矯正をかけたい時にサロンを選ぶポイントは?

今はHPやSNSなどで自社の強みをPRしているサロンが非常に多いです。

そのため、実際に来店されたお客様のビフォーアフター写真などから自分の髪質に近い状態の方でもキレイになっているか確認する事で美容室を選択する決め手にもなると思います。

また、最近ではストレート専門店というサロンも少しずつですが増え始めてきたのでそういったお店の方が経験豊富で安心して任せられると思います。

今はネットに情報がありふれているので、自分自身で色んなサロンを比較して自分に合ったオンリーワンのサロンを見つける事も出来ます。

また、口コミなども重要な判断基準となりますので、失敗しないためにもサロン選びはきちんと下調べしてリサーチしましょう。


縮毛矯正をかけると予防にもなる!?

実は縮毛矯正をかける事でホームケアにおいての予防効果もあります。

それは、縮毛矯正をかける事で過度なブローやアイロンをせずに乾かすだけでまとまるようになるからです。

うねってまとまらず、どうしようもなくなってしまうとドライヤーを当てすぎたり、高温のアイロンでクセを伸ばそうとしてしまいがちです。

そうやって自己流で熱ダメージを髪に与え続けると確実に傷みが蓄積されて手に負えなくなってしまいます。

お家で傷ませないためにも、1度でいいので縮毛矯正をかけてしまえば毎朝が格段に楽になりますので時間にも余裕が出ます。

毎日バタバタする朝を迎えている方には一石二鳥にも三鳥にもなりますので、楽に髪をキレイにしましょう。