最近美容業界で話題の髪質改善について詳しくご説明していきます。

そもそも髪質改善とは、トリートメントやストレート剤などで髪の毛をキレイにしていくメニューです。

ですが残念ながら、基本的に決まった定義がないのでサロン毎に種類やり方、効果がバラバラなのが現状となっております。

なので、特に変わった事をせずにトリートメントをするだけで髪質改善と謳っているサロンも多いので注意が必要です。

サロンに行く前の見極め方として、しいて言えばどういう商材でどういう流れの施術をしているのか明確に表記しているサロンが信用性は高いと思います。

また、口コミも今や重要な来店理由になるのでチェックしておいて損はないでしょう。


髪質改善に欠かせない5つのポイント

本気で髪質を改善したいのであれば必ずこれだけは押さえておきたい5つのポイントを詳しくご紹介します。

①丁寧なカウンセリング

初めて来店したサロンでは、あなたと担当者は初対面です。

なので、きちんと正確にあなたの髪の毛の現状を理解してもらう事が重要です。

今までの細かい施術履歴、ホームカラーの有無、毎日のお手入れ方法、好みや理想などしっかり聞き入れてくれる担当者と出会う事が髪質改善への第1歩となります。

ここをしっかり理解していないと髪質改善は不可能だと言っていいほど重要な事なので、たかがカウンセリングと思ってないがしろにしないでおきましょう。

「美容師だからきっとわかってくれる。」

これは願望であって、実際には現実とはかけ離れています。

難しくてもきちんと自分の言葉や希望スタイル写真など、好みやこれだけは嫌などの要望を目や口で伝えないと最初からなんでも自分の望みを叶えてくれる人なんてまずいません。

そもそも理解していても、難しいカラーやパーマ、縮毛矯正などベテランの美容師でさえすべて思い通りにとはいきません。

人それぞれ髪質も違えば、同じ人でも前回はうまくいったとしてもその時の髪の状態によっては毎回うまくいくという保証はありません。

正直なところ、実は美容師も探り探りで施術しています。

そのため、施術に入る前に初対面のお客様との意識や方向性の共有は失敗を少しでも減らすために大切だという事です。

やはり1度で完璧に髪質を理解するのは至難の業なので、信頼できる行きつけのサロンを見つけて継続して施術してもらうに越したことはありません。

オレオのカウンセリング内容

②髪の毛のベース作り

髪の毛のカラーやパーマ、縮毛矯正など施術する前のベース作りは傷ませないためには非常に効果的です。

大体のサロンでは、そのまま施術に入って傷ませてからトリートメントでごまかすというのが主流です。

ですが、これを継続していると必ず髪の毛は悲鳴を上げてきます。

まずは徹底的に傷ませない状態と作ってから施術に入るという工程が必ず必要となります。

また、髪の毛に栄養を与える際も、きっちり老廃物や不純物、薬剤を取り除いてしっかり栄養を受け入れれる状態を作ってからでないとキレイに浸透しません。

デザインも楽しみながら髪の毛をキレイでいたいなら必ずベース作りをしてくれるサロンを選びましょう。

 

③過度なコーティングをしない

まず初めに理解してもらいたいのが、基本的にほとんどの美容室がコーティング系のトリートメントを使用しているという事です。

コーティングとは、髪の毛そのものを改善するために作られてはおらず、見た目や手触りを良くするために使用されています。

つまり、コーティング系のトリートメントをどんなに使っても重たくベタつくだけで髪質が改善する事はありません。

※過度なコーティングは、はがれる時に健康なキューティクルも一緒に剥がしてしまい、かえって傷む場合もあるので注意が必要です。

大切なのは、全部包み込むコーティングではなく、傷んでいる箇所を的確に補修する事です。

髪の毛は傷むとキューティクルが欠損して小さな空洞ができます。

そこに蓋をしてあげないと、髪の毛の中の栄養がどんどん垂れ流しになってしまいます。

なので、余計な部分にはコーティングせずに傷んだ空洞を集中的に補修してくれるトリートメントが効果的です。

※オレオでは、髪の毛の内部補修とキューティクルの再形成をしてくれる復元剤を使用しております。

 

④ストレート剤が含まれているのか

これもサロンによって違うので必ず確認が必要です。

髪質改善というワードにつられて、ストレート剤の入った薬剤で施術を受け続けると、キレイになるどころか硬くなりどんどん傷んで軋みだします。

髪の毛の艶は光の反射なので、うねりやクセを矯正するのは艶を出すためには非常に効果的です。

ですが、ストレート(縮毛矯正)は早くても4ヶ月、基本は6ヶ月~1年に1回が目安になります。

最初は見た目や手触りも1度でキレイになりますが、あまりにも頻繁にすると気づいたら髪の毛がボロボロになんてことも。。

ちなみにオレオの復元剤にはストレート剤は入っておらず、栄養100%になります。(ヘアエステ)

クセを伸ばしたいなら徹底的に傷ませずに年1~2回ストレート(縮毛矯正)をかけましょう。

 

⑤ホームケアまでレクチャー

残念ながらどんなにいい施術をしても自宅でのお手入れで何をしてもいいわけではありません。

自分のお手入れ方法をありのまま正直に伝えて、どこが間違っているのか正しく指導してもらう事も大切です。

でないと、せっかく髪質改善してもお手入れのやり方によってはどんどん栄養が流れ落ちて結局傷んだ元の髪に戻ってしまいます。

髪の毛を傷める外的要因は、熱、紫外線、摩擦、薬剤の4つになりますので十分注意しましょう。


髪質改善の種類

髪質改善には定義はサロンによって様々ですが、一般的には大きく分けて4種類あります。

①酸熱トリートメント

グリオキシル酸という酸性の薬剤を使用しアイロンで吸着させるという工程で行います。

手触りや質感が良くなり、髪が細くゆるいクセならば伸びる事もあります。

ただし、技術的に難易度が高く失敗する可能性があり、キレイにしたいのにかえって傷ませてしまうケースもあります。

 

②ストレート(縮毛矯正)を含むトリートメント

シンプルにトリートメントに縮毛矯正の薬剤を使用してクセを取りサラサラにする方法です。

クセが伸びるのでもちろん効果はありますが、頻繁に行うとダメージが蓄積されて結果傷みます。

普通の縮毛矯正のように半年に1回やどんなに早くても3~4ヶ月前後のスパンが必要です。

サロンによって、

1. 縮毛矯正→トリートメント

2. トリートメント→縮毛矯正

3. 縮毛矯正+トリートメント(同時)

など工程は様々が、推奨は2+3の組み合わせです。

 

③復元

キューティクルを復元する事が可能とされている復元剤を使用した復元技術で根本改善する方法です。

毛髪構造復元士(ヘアニスト)というヘアケアの専門家が在籍しているサロンでしか施術を受ける事が出来ませんが、科学的に証明されている確かな技術です。

コーティングではなく、傷んだ箇所を復元する事により髪の毛の本質的な土台作りが出来ます。

もちろん傷む事もありませんので、頻繁に繰り返し行う事も可能です。

④普通のトリートメント 

髪質改善という流行ワードにのっかった従来となんら変わらないコーティング系トリートメントです。

7実はこれが1番多いと思いますのでサロン選びは慎重に行ってください。

ただのトリートメントではその日だけで髪の毛は残念ながらキレイになりません。

 


髪質改善しながらデザインを楽しむ

髪質改善の施術をする事で、今まではただ傷ませるだけだったメニューもダメージを極限まで抑えて楽しむ事が出来ます。

髪質改善度を10段階レベルで例えると、

※(傷)ー10←0→10(美)

①普通に施術した場合

【現状 ー2レベル】

→カラー施術 ー2レベル

→トリートメント +1レベル

→ホームケア ー1レベル

→次回来店時 ー4レベル(現状から-2レベル)

 

②髪質改善の場合

【現状 -2レベル】

→ベース作り +1レベル

→カラー施術 -1レベル

→トリートメント +1レベル

→傷ませないホームケア ー0.5レベル

→次回来店時 ー1.5レベル(現状から+0.5レベル)

あくまで一例ですが、髪質改善の場合はベース作りをする方でカラーをしたのにほとんどダメージを受けていません。

むしろ、ホームケアに気をつければ+0.5髪質の状態がよくなっています。

よりキレイにされたい方は定期的に根本改善のヘアエステを施術する事でどんどん栄養が溜まり髪質が改善させています。

ですが、あまりにも頻繁にヘアデザインを変えていると徐々に髪の毛に負担はかかってきますので注意が必要です。


髪質改善の効果

髪質改善といえども、やはり魔法でもない限り1度で根本的に治す事は不可能です。

ですが、傷ませずに継続して栄養補給し、正しいホームケアをすればおのずと結果はついてきます。

どんなにいい施術をしても時間はかかりますが、傷ませてしまうのは一瞬です。

どうしてもマメにするのが無理だという方は、あまりクセやうねりがなくても半年~1年スパンでストレートメニューをオススメします。

毎日アイロンを使うよりか100倍マシですし、髪の毛が1度で治る訳ではないのですが圧倒的に手触りや質感は向上します。

※その代わりパーマなどは髪の負担が大きいためお控えください。

定期的にメンテナンスが出来る方は、1~2ヶ月スパンで栄養補給して根本改善しましょう。

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