今回は「ホームカラーの闇」について解説していきます。

まず、ホームカラーとはサロン以外の自宅など自分で染める事を言います。

市販でヘアカラーの商品はたくさん発売されているのですが、使い方を間違えると本当に傷んでしまいます。

なので、これからホームカラーの種類やメリット、デメリット、対策についてお話してきます。

あと先に言っておきますが、この動画はホームカラーを推奨するものではなく、危険性を再確認してもらうためのものです。

しっかり有益な情報をお伝えしていくので、是非最後までご覧ください。

①ホームカラーの種類

 


まずカラー剤の種類ですが、これら4つの中から自分に合った薬剤を選ばないといけません。
なので、これから1つずつ解説していきます。

1.おしゃれ染めor白髪染め
2.泡orクリーム(乳液)タイプ
3.明るさ(トーン)
4.色味

◎まずは、白髪があるかないかで薬剤は変わってきます。
おしゃれ染めだと白髪は染まらないので、白髪が少なくても隠したい方は白髪染めのお薬を購入しましょう。
昔と違って白髪染めでも色はたくさん選べますのでご安心ください。

◎次に、ヘアカラーには1液と2液があり、
(アルカリ剤+過酸化水素)+酸化=発色
この方程式があるので、泡や乳液タイプでも必ず混ぜないといけません。

初心者の方は泡タイプが簡単なので、安易に選びがちですが、毛先まで薬剤がついてしまうのでダメージが大きくなってしまいます。

その点、難易度は上がりますが、乳液タイプの方が
染めたい部分にだけ塗る事が出来るので傷みにくいです。

◎そして、明るさのトーンについてですが、メーカーによって誤差はあるのですが、3〜16レベルまでチャートという表で明るさの段階が決まっています。

目安としては、

3~5レベル→黒髪
6~7 レベル→光に当たると明るい
7~9レベル→艶のある明るさ
10~13レベル→ブリーチなしのハイトーン
13レベル以上→ブリーチ必須

※参照:CREATE ION

となります。

◎最後に色味についてですが、これはメーカー毎に呼び方は変わるものの、基本は同じです。

・イエロー系
→ベージュ、マット

・ナチュラル系
→ブラウン

・レッド系
→ピンク、パープル

・ブルー系
→アッシュ、シルバー

※参照:アディクシー

など色の組み合わせは無限大なので、メーカーやサロンによっての組み合わせで呼び名はオリジナルなものが多いです。

そして、この無限大の色をその人に合わせた色にするだけでなく、土台となる髪色や髪質によって染まり具合が全然違ってくるので、素人には選ぶだけでも一苦労だと思います。

②メリットとデメリット

今度は、ホームカラーとサロンカラーのメリットデメリットを解説していきます。

▽サロンカラー▽
◎メリット
・綺麗に染まる
・頭皮も保護してくれる
・ダメージが少ない
・色持ちがいい
・傷みにくい

●デメリット
・価格が高め
・お店に行く時間を作らないといけない
・店によっては予約がいる

髪をムラなく出来るだけ傷めたくない人は極力サロンで染めてもらうようにしましょう。

 

▽ホームカラー▽
◎メリット
・手軽に家で出来る
・価格が安い

●闇デメリット
・サロンカラーの10倍傷む
・手間がかかる
・ムラになる
・パーマなどがかからなくなる
・頭皮がカブれやすくなる

 

サロンカラーの場合は、頭皮を保護した上で、全体を染める時は根元と毛先の薬剤は使い分けるのが基本です。

同じ薬剤で染めると、根元は明るく毛先は暗くなり、ムラになってしまいます。

そして、自分だと根元だけ分けて塗る事が難しいので当然髪は傷んでしまいます。

更に頻繁にしていると、毛髪体力という髪の余力がなくなってしまい、パーマや縮毛がキレイにかからなくなる恐れまであります。

当然自分で塗る手間もかかってしまうので出来るだけ控えてくださいね。

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③対策

白髪は2週間もするとミリ単位で目立ち始めますが、先程も説明したようにホームカラーは出来るだけ控えましょう。

しかし、そんなどうしても辞められない理由のある方のために対策方法もご紹介しておきます。

◎カラー専門店でもOK
根元染めだと2000〜3000円など安価に染めれてスピーディーです。

◎白髪隠しで凌ぐ
マスカラ
コーム
コンシーラー
ファンデーション

など洗ったら落ちますが、サロンで染めるまでの繋ぎとして利用しましょう。

◎見える所だけ染める
頭頂部と生え際など見える部分だけ染めましょう。
余計なところにはつかないよう注意してください。

◎トリートメントをつける
どうしても塗りすぎてしまう方は、染まらなくていい部分には先にトリートメントをつけて保護しておきましょう。


今回お伝えした、
「ホームカラーの闇」はいかがだったでしょうか?

頭皮や髪を傷ませてしまうだけでなく、ムラはもちろん、パーマや縮毛などの失敗の原因になったりもします。

白髪も気になると思うのですが、ホームカラーをして髪がキレイになる方はいません。

せっかくお手入れをしてても台無しになってしまうので、極力やめてサロンで染めるようにしましょう。

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