現在新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に広がっています。
日本でも様々な海外からの変異種の感染が確認されていて、死亡率も上がってくることが予想されます。
政府の対応にも強制力がなく、1人1人の判断と対応が必要とされているので様々な事に対して取捨選択していかなければなりません。
ずっとお家の中に引きこもっている訳にもいかないので、どうすれば感染リスクが抑えながら行動できるのか?
美容室を経営している筆者が感染リスクを抑えるサロン選びのポイントをご紹介します。
美容室のコロナ対策の現状
残念ながら、全国の美容室でも小規模ながらクラスターの発生が確認されています。
2020年で全国の美容室店舗数は25万件を超え、コンビニの4.5倍の数になりどこも激戦区となっております。
→詳しいデータはこちら(外部サイト)
美容室といっても大型店からスタッフも5人以下の小規模サロンなど様々ですが、美容師の人口は約52万人というデータを見るとほとんどが小規模サロンだというのが分かると思います。
そんな美容室もただでさえ1年間で廃業数が200件以上あり、人口に対して店舗数が多過ぎて経営難に陥るサロンは少なくありません。
そして、このコロナの緊急事態宣言などが重なると、お客さんが離れ不安で夜も眠れないという経営者も非常に多いというのが現状です。
接客業である以上、対面は避けられないのでいかに対策していくかがこれからの美容室では非常に大事です。
コロナに負けないためにも業界だけでなく、サロン毎に様々な対策を取っているので、HPやSNSでお店に行く前にチェックしましょう。
美容室は最低限度の生活に欠かせない
美容室は政府の休業や時短要請の対象ではありません。
理美容室というのはやはり最低限度の生活を営むためには欠かせないものであると世間から認識されているからでもあります。
そして、これは皆さん口を揃えて言ってくださるのですが、
「髪は伸びる」
当たり前の事ですが、自分でするのは限界があります。
髪が伸びるとなんだか野暮ったく感じ、気分がスッキリしません。
また、テレワークが多いと言えども仕事をされている方は特に身だしなみは大切です。
初対面の人の印象は見た目が9割、しかも3秒で決まるというデータまであります。
そして、その人の見た目の印象の7割が髪の毛で決まると言っても過言ではありません。
「白髪が出てくる」
自分で染める方もいらっしゃいますが、後ろが見えなかったり、根元と毛先の薬剤を使い分けるなどが出来なかったり限界があります。
また、せっかく髪の毛を綺麗にしている途中だったという人でも1回自分で染めてしまうと予想以上にダメージして取り返しがつかなくなってしまう事も多々あります。
そのため、白髪を染めるのもやはりプロの手が必要です。
髪の毛全体が白髪の方と白髪染めをしている方では、はっきり言って見た目年齢が10歳は違く見えます。
先ほど申し上げたように、人は第一印象を無意識に見た目で9割決めてしまいます。
こんな世の中でも、少しでも良く思われたいと思うのはなんらおかしい事ではありませんよね。
「気分がはれない」
鏡を見ると、白髪は出てボサボサの髪。。
これでは、毎日気分がはれず憂鬱な気持ちになってしまいます。
また、我慢しすぎる事でストレスが溜まり免疫力が低下してしまう事もあります。
リスクを下げながら、適度に散歩やお買い物を楽しむためにもお出かけする気分を作る事は大切です。
あなたが毎日笑顔で入れる環境を整えましょう。
感染リスクを下げるために欠かせない9ヶ条
①施術中のマスクの着用
両端をテープで固定する事で紐を耳に掛けなくてもマスクの着用ができます。
通っているサロンでしてくれない場合は自分で薬局で数百円程度で購入できますので持参しましょう。
②マンツーマン対応
アシスタントがたくさん居て、1回の来店で複数のスタッフに対応されるとそれだけ感染リスクが高まります。
なので、出来るだけマンツーマンで最初から最後まで対応してくれる美容室を探しましょう。
③個室または半個室完備
隣や向かいの方の席が近いと、どうしても飛沫などが飛んできてしまう恐れがあります。
出来るだけ施術中もプライベート空間を保持してくれるサロンが安心です。
④シャンプー台での会話は控える
意外と施術中は向かい合わせになる事はないのですが、シャンプー台は仰向けになるので注意が必要です。
エチケットとしてできるだけシャンプー台での会話は避けて気持ちよくリラックスしましょう。
⑤徹底したアルコール消毒
美容師はもちろんお客様が触れる箇所は徹底的に消毒が必要です。ですが、大型サロンでは不特定多数が色んな場所を触るので全てを消毒するのは不可能に近いのが現状です。
消毒に必要な道具類は、クシ、ハサミ、ダッカール、椅子、鏡、机、シャンプー台、膝掛けなど1人1人使用後は消毒が必要になります。
もちろん、美容師やお客様の手を小まめにアルコール消毒するのも大切です。
⑥1時間置きに換気
換気の基本は1時間に5〜10分です。冬は寒いですが、乾燥しやすいので特に空気の入れ替えが必要です。
また、湿度も40〜60%前後を保つのが非常に有効とされているので、加湿器などを置いて空間を清潔に保ちましょう。
⑦紙雑誌の閲覧廃止
美容室に限らず、待合での紙雑誌は1枚1枚消毒できないので多くの施設で廃止されてきています。
そのため、電子書籍や動画配信サイトの閲覧などが自由にできるサロンが待ち時間も退屈せずに過ごす事が出来ます。
寂しいですが、会話を最小限に抑える事で感染リスクも抑えれるので有効です。
⑧非接触検温の実施
ご来店の際に検温をお願いして熱があった場合は日程変更をお願いすることも感染リスクを抑える為には非常に大事です。
自分でも気づかないうちに発熱してる場合もありますので、確認のため検温してもらいましょう。
⑨飲食の禁止
飲食する場合はマスクを外して頂かないといけません。そして飲食の専門家ではないのでどこかに感染リスクが潜んでいるかも知れません。
賛否両論ですが、基本的にはドリンクサービスなども廃止にし、ドリンクは持参で咳こんだ場合などは水分補給してもらう形が1番安全だと個人的には思います。
これからの美容室の新しいカタチ
美容室だけに限りませんが、これから色んな業種がwithコロナとして対応していかなければなりません。
人と人が接するという当たり前のことが出来なくなってきた昨今。
そんな中でもコロナと上手に付き合って、出来ることは最大限やるという対策が必要です。
ある聞き込み調査によると、都会のサロンよりも地元のサロンを選ぶ方が6割に増えているとされています。
感染リスクをゼロにすることは難しいかも知れませんが、限りなくゼロに近づけることはできると思います。
今一度自分が通っているサロンが安全かどうか再確認して、対策で不十分だと感じることがあればスタッフに相談してみるのもいいかも知れません。
貸切美容室
これはいわゆる「ひとりサロン」の事です。
スタッフも1人、お客様も1人の「1対1」で対応するので極限にまで感染リスクを抑えることが出来ます。
冒頭でも少し触れましたが、美容室は小規模サロンが非常に多いです。
こういった地元の美容室は意外と探せば多いので、Googleで「近くの美容室」で検索してみるとあなたにピッタリの美容室が見つかるかもしれません。
あなたが安心して通える美容室を見つけられることを願っております。
こんな方はご来店時期を改めください
●37度以上の熱がある方
●熱がなくても明らかに体調が悪い方
●職場や家族などの近しい方に感染者がいらっしゃる場合(濃厚接触者)
●2週間以内に海外へ渡航歴がある方
●感染拡大防止策にご協力いただけない方
どんなに気を付けていても残念ながら感染してしまうこともあります。
もしかしたら自分がウイルスを持っているかも知れないと常に思って行動しましょう。
2015年2月にヘアーリゾートオレオ(復元専門美容室オレオ)を開業。
髪質改善をとことん追求するため、全国を飛び回り独自の毛髪復元メニューを開発。
ヘアケアの専門資格の毛髪構造復元士(ヘアニスト)の資格を取得し、年間1,000人以上の方の髪を美髪に導く。